メッセージ
リビルトパーツの付加価値を
高めていくこと。
それこそが、高度循環型社会への
貢献と確信します。
株式会社アーネストのウェブサイトをご覧いただき、
ありがとうございます。
弊社が創業した1993年当時、日本のリビルトパーツ市場はまだまだ小さく、その商品性についてもほとんど認知されていませんでした。
近年、環境保全への取り組みが地球規模で叫ばれるようになり、自動車業界においても、リサイクル(再利用)、リユース(再使用)、
リデュース(発生抑制)の"3R"が、事業展開上の重要課題となる中で、3Rの思想に適ったリビルトパーツに目が向けられるように
なりました。
弊社は、3Rに加え"Remanufacturing"という4つ目の"R"をコンセプトに、使用済み自動車部品(コア)を再生させたリビルトパーツの
開発・製造を手がけ、少しずつリビルト市場の拡大につなげてきました。
リビルトパーツは、環境に配慮した生産が可能で、しかも低価格。すでに欧米では広く普及し、リビルトパーツを選択することは、
成熟国家の国民として、賢くクールな選択との見方もなされています。
日本の消費者は依然新品へのこだわりが強く、まだ本当の意味でリビルトパーツの商品価値を評価されたとは言えませんが、
企業が有する社会的責任意識の高まり等を見るにつけ、時間の問題ではないかと思っています。それまでの間、この厳しい日本の
消費者をも満足させる品質と価格を実現することが我々のチャレンジだと思っています。
話は少しそれますが、2006年度新聞広告クリエイティブコンテストの最優秀作品は、畑中太平さんによる「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」というキャッチコピーによる作品で、自宅の冷蔵庫に新しい牛乳と古い牛乳があれば、古い牛乳から飲むように、スーパーでも敢えて古い牛乳を選んで買って早く消費することで、日本全体として、賞味期限切れで棄てられてしまう数量を削減し、環境負荷を減らし、CO2排出量を減らそうと呼びかけるものでした。私はこのキャッチコピーの話を知ったとき、逆説的なキャッチコピーに感じ入ると同時に、本質的にあるべき経済活動とは何か強く考えさせられた記憶があります。
その記憶を蘇らせつつ、今、RAPブランドの名を冠した、極めて品質の高いリビルトパーツとNAPブランドの優良部品の価値を、より多くのお客様に実感していただきたいと強く思っています。
製品本来の性能を確実に再生させる技術とノウハウを駆使し、自動車業界の持続的な発展になくてはならない存在としてリビルトパーツの付加価値を高めつづけること。これが、私たちアーネストの使命であり存在価値であると考えています。
その延長として、リビルト業界のリーダー的存在として、業界全体を活性化させ、高度循環型社会の実現に貢献することを目指して
いきます。
株式会社アーネスト 代表取締役社長 大川 恵司